とある36歳独身男性の人生を振り返る
36歳独身。結婚願望はあるがなかなか結婚できず。
世間からみると「かわいそうだな〜」と思われることもあるでしょうね。
30代後半で独身なんて、よぽど変な人生を歩んできたのかと思われるかもしれません。
ちょっとどんな感じなのか見てみましょう。
とある36歳独身男性のこれまでの人生
- 小学校〜中学校時代
- 高校時代
- 大学時代
- 大人になってから
小学生、中学生
小学校時代はサッカークラブに所属していて、どちらかというと明るくてクラスの人気者と友達。
中学校に進学しても、小学校時代とあまりかわらないクラスメイトだったので楽しく毎日を過ごしていた。
高校時代
中学時代の友達とは離れたが、新しい友達もできて普通な毎日を送っている。
入学してからずっと好きだった女の子がいたけど、結局3年間で3回しか話しをしていなかった。
他の学校の男子と付き合って、悔しかったな…なんて辛い思い出もあります。
その子が好きだったことは友達には言わない(キャラじゃないし、絶対にいじられると思ったから)
イケメンの女子に人気の友達は彼女を結構つくって一緒に帰ってたするのを見て、うらやましかった。
結局高校時代は彼女がいないまま卒業を迎えました。
大学時代
大学は地元から離れて一人暮らしを始める。
バレーボールサークルに入って、
- 週に2回練習(大会などにも参加しないお遊びサークル)
- 年に2回に合宿と称した旅行
それなりに楽しく活動していました。
サークルメンバーのの1つ上の先輩と付き合うことになり、18歳の時に人生初の彼女ができました(1年半ほど付き合って別れてしまいました)
当時はオンラインゲーム(FF11)にはまっていたので、用事のないときはほとんど家でゲームしていました。
ネトゲ廃人というレベルではなく、
- 学校の生活や勉強
- 彼女とのデート
- サークル活動
- 友達と遊ぶ
こういったことを優先して、空いたは全てゲーム時間って感じでした(親からの仕送りがあり、アルバイトもほとんどしていなかったので結構時間を持て余していました)
充実していた大学生活でしたね。
就活、社会人になる
そんなに偏差値の高い大学でもないし、面接が苦手だったので「一流企業」は最初から狙っていませんでした。
そこそこな会社を5社ほど受け、すぐに内定をもらえたので迷わずその会社に就職することを決めました。
特にやりたい仕事もなく「経理や総務なら楽そうかな」と考え就活に臨んだのですがが、一応成功しました。
22〜25歳(新卒社会人1〜3年目)
結論からいうと3年目で会社を辞めました。
働いている当時はわからなかったのですが、今考えると新卒で入ったこの会社はめちゃくちゃホワイトな会社でした。
初任給はそれほど高くないけど、仕事は定時前に終わるし、休みが多い、ボーナスや昇給も一流企業並み。
何より働いている人がみんないい人で…いまだに辞めてしまったことを後悔しています(笑)
- 楽しくないし、だれでもできる仕事
- もっと自分の力を発揮できる
- もう少し給料が良い会社にいきたい
- ここにいたら自分が腐ってしまう
隣の芝生は青く見えるってやつですかね。
仕事が大変な会社で毎日遅くまで働いている友達がなんかカッコ良く見えたんですよね。
- 飲みに行くと、会社の愚痴をこぼす
- いろんな仕事をできる(やらされる)
- 残業、休日出勤が大変とどや顔でいう
- 仕事を頑張ってキラキラしている感がすごい
一方私の日常は、
- のんびり仕事をして、空いた時間はネットサーフィン
- 仕事帰りにときどき飲みに誘われる(上司の奢り)
- 家に帰ったらネトゲでレベル上げ
- 休みは多いが特にやることがないので、映画館に行ったり外食してダラダラ過ごす週末
そんな友達と比較して「このままじゃダメだ」と決意し、25歳の時に退職をしました。
この会社に勤めている間に2人の女性(合コンで知り合った女性とは2か月、職場の同僚とは8か月)と付き合いましたが、仕事を辞める時にはフリーでした。
26〜29歳(転職して1〜3年目)
自分が成長できそうな仕事をしてみようと思い、IT関連の企業に営業職として入社。
人と話すのは得意ではないですが、毎日忙しく、気が付けば一日終わっていたなんて感じで充実していました。
最初の半年は楽しくて仕方なかったのですが、徐々に「あれ?なんか仕事が辛い…割にあってない気がする」って思い始めました。
ただ自分の成果はしっかりと給料に反映されていたので、辞めたいとは思いませんでしたね。
- 平日は家に帰って眠るだけ
- 休日は掃除洗濯などをして、来週の仕事に向けて体を休める
仕事に対してかなりストイックに打ち込んでいました。
合コンに誘われても「遅くまでいると次の日の仕事が辛いから」と2次会のカラオケとかには参加せずに帰っていましたね。
この時期は人生で一番モテたと思います。
歳の割にかなり高額な給料をもらっていたのもあると思いますが、なんか自信に満ち溢れていたっていうのも女性を惹きつけたのかなって思っています(自分で言うのは恥ずかしいですが)
彼女を作ってもいいかなと思ったこともありましたが、毎日連絡を取ったり週末にデートしたりすることを考えると…ちょっと今は厳しいかなって考え付き合うのを辞めました。
このときは仕事が忙しくて彼女作る余裕がないって人の気持ちがよくわかりました。
それに女性と遊びたければそういうお店に行けばいいかなって(お金もあったので)
そんな感じで3年間は彼女はいませんでした。
29〜30歳(転職して4〜5年目)
4年目で少しだけ出世をして、部下を何人か持つようになりました。
役職がかわり、仕事量は減って身体は楽になったのですが、上と下に板挟みになり精神的に一番つらかった時期です。
ストレスのせいかお酒をかなり飲んでいましたし、飲み屋にいく回数、金額はかなりのものでした。
生活は荒れていましたね。
体重は15キロ増え、白髪も増えた感じです。
仕事は自分でなんでもしたいタイプだったので、決められた管理の仕事をさせられモチベーションもかなり下がっていました。
女性とは一度きりの付き合いは何度かありましたが、彼女はいませんでした。
31〜32歳(転職して6〜7年目)
新しい役職の仕事にもだいぶ慣れてきましたが、生活は荒れたまま、30代になりました。
「そろそろ彼女を作って結婚も考えないとな〜」なんて思っていたので、お酒を控え、少しづつまともな生活を戻していきました。
そんなタイミングで会社が倒産の危機に…危機というか私が知ったときにはもう手の打ちようがないレベルだったので、諦めて転職することにしました。
会社が倒産してこれからどうしようという不安はなく、むしろ解放されてホッしていました。
合コンなどに参加しましたが、20代の頃と比べると全然女性からの受けが悪くなっていました。
一緒に行く男のメンツも20代前半〜後半と若い人が多かったっていうのもあるかもしれませんが、一番の原因は15キロ増えてデブになったからでしょうね。。。
女性からは男性というよりも、ペット、いじられキャラみたいな感じで扱われていました(嫌ではなかったですが)
33歳(無職)
前職でかなり心がすり減っていたので、しばらく休息を取ってからじっくりと再就職先を探すことにしました。
何度か他社からお誘いがあったのですが、もう同業種で働きたくなかったのでお断りしました。
半年ほど休んで、転職活動を開始しましたが…最終面接までは行くのですが、最後に落とされるパターンを3回くらい、無職のまま34歳を迎えました。
なかなか仕事が決まらない現実に疲れ、田舎のある実家に戻りそこで就職先を探すことにしました。
毎日ダラダラ過ごしていたので、体重がさらに5キロ増えました。
彼女は欲しかったのですが、「無職なんか相手にされない、彼女を作るのは再就職してから」と決め、合コンも全て断っていました。
34歳(2度目の転職1年目)
1年ほど無職で過ごしましたが、実家のある地元で就職を決めました。
年収は300万円…以前の仕事と比べると3分の1しかありませんが、残業もなく、休みも多い、昇給やボーナスもそれなりでした。
地元の企業の中だとかなり良い条件なので、迷わず決めましたね。
働き始めると体重もスルスルっと8キロほど落ち、ぽっちゃりくらいの体型まで戻りました。
彼女を作ろうと思ったら独身がいない件
仕事も決まった(地元では優良企業)し、実家の親にも催促されるのでそろそろ本気で彼女を作ろうと決意しました。
高校時代の友達を集めて合コンでもしようかと思ったのですが…みんな結婚している。。。
男も女も独身がいないのです…都会で働いていた時は独身女性なんてたくさんいましたし、人がいなくて合コンできないなんて考えもしませんでした。
35歳(2度目の転職2年目)
それでも何度か合コンがあったり、友達から独身女性を紹介されたりしたのですが…とてもじゃないが結婚したいと思えるような相手じゃありませんでした。
今まで遊んできた女性や付き合ってきた女の子と比較すると…。
一人だけいいなって思う20代半ばの女性とも出会え、アプローチしていましたが徐々に距離を取られ今ではラインブロックされています。
そんな感じであっという間に35歳が終わってしまいました。
36歳(現在)
- 結婚したいと思える相手と出会えない
- 好きな子ができてもうまくいかない
- 結婚しても今の給料だとけっこうきつい
婚活が上手くいかず、最近また心が疲れ始めてきました。
妥協して結婚するのも、そこまでして結婚したいとも思わなくなってきましたしね。
去年までは20代の頃のような感覚で生きていたのですが、最近鏡に映る自分を見て「おっさんになったな」って感じています。
最近は「もう独身のままでいいかな」って結婚を諦め始めています。
こんな人って結構いるんじゃないですか?
これが36歳独身男性リアルな人生です(私の知人です。身バレ防止の為、多少変えてあるところもあります)
36歳独身ってもっと悲惨な人生を歩んできたと思われるかもしれませんが、ごく普通の人生です。
- 普通に学生時代を送る
- 普通に就職して働く
- 普通に仕事で悩む
- 普通に恋愛する
- 普通に30代独身になる
30代で独身だからって特別な人生を歩んでいる訳ではありません。
仕事を頑張っていて、気がついたら独身のまま30代になっていたって人はめちゃくちゃ多いと思います。
30代独身男性の共通点、20代の頃に結婚願望がなかった
私もそうなんですが、30代の独身男性と話していると多くの人が「20代の頃は結婚願望がなかった」と話します。
- 仕事が忙しく恋愛どころじゃなかった
- 遊んでいたかった、自由でいたかった
- 結婚して責任を持つのが嫌だった
- 結婚に興味がなかった
30代になってようやく「そろそろ結婚しないとヤバいかな?」と感じ始め、動き出す感じです。
そういう人は、気持ちは20代の頃のままで婚活に臨んで撃沈してしまいがちです
自分では気づいていないですが、見た目や考え方は30代になっていますのですから。
そのうち私の人生ももう一度ちゃんと振り返る記事を書こうかな〜って思っていますのでその時は読んでね。