パチンコ依存症の彼氏との結婚を考えているなら注意が必要
時間とお金さえあればパチンコに通っている彼氏…本当にこの人と結婚しても大丈夫かなって考えていませんか?
結論から言ってしまうとその結婚は「かなりリスクが高い」です。
- 高校卒業〜20代前半の頃、パチンコ依存症で借金200万円以上作った
- それが原因で4年間交際した彼女に振られる
- その後パチプロを5年経験し借金完済
- 現在は友達に誘われたら行く程度
↑
これが私の経歴です。
嘘みたいな経歴ですが、全部事実です。
では私の経験を交えつつ、パチンコ依存症についてちょっと語っていきます。
パチンコ依存は治らない可能性もある
パチンコ依存症ってそんなに簡単に治るものではありません。
辞めようと思えば辞められる…そんなに甘くはありません。
- 禁パチ日記をつける
- 禁パチブログを始める
- 彼女に泣きながらお願いされる
- サラ金から電話がなる
- 実家の両親に仕送りを催促し「…もうお金ないよ」と消えそうな声で言われる
何度も何度も真剣にパチンコを辞めようと決意しました。
パチンコ屋の前を通らないようにしたり、外出時はお札を持たないようにしたり…でも何をやっても1週間もすればまたパチンコ屋に。
GA(ギャンブラーズアノニマス)に通うことも本気で考えていました。
パチンコ依存症ってアルコール依存症と似ていると思います。
努力しても自制できないんです。
パチンコ依存症は精神を崩壊させる
パチンコ依存症になる前は、かなりポジティブな性格でした。
ですがパチンコにハマり、
- 負ける
- 辞めれない
- お金がない
- 死にたい
この感情のループを数年繰り返しているうちに、心がどんどん病んでいきました。
性格もどんどん暗くなっていき、人と会いたくない状態になっていきました…多分病院にいけばうつ病と診断されていたと思います。
パチンコ依存症から解放(パチンコで負けなくなって)され、もう10年以上たちます。
性格も大分昔に近い状態に戻ったと思いますが、今でも当時の着信音だったキラークイーンの曲が流れると全身が一瞬固まります。
これがトラウマって奴なんですかね。
パチンコ依存症は嘘をつく
パチンコ依存症になると負けていても「負けていない」「トントン」「勝っている」「パチンコに行っていない」と嘘をつきます。
本当のことを言ってしまうと「パチンコを辞めろ」と言われてしまうからです。
- 今度授業で材料買うのに10万円必要
- 会社の人と飲みに行くから今日は会えない
- 休みの日は疲れているから休みたい
- 借金なんてしていないよ
- パチンコなんて辞めようと思ったら辞めれると思う
私もたくさん嘘をついていました。
全てはパチンコを打つために。
罪悪感はものすごくありましたが、それでもパチンコを打ちたい気持ちが勝っていました。
パチンコ依存症はお金に困る
パチンコの一番の害はお金の問題です。。
正直お金の問題さえなければ、精神が壊れることもないですし、家族に迷惑をかけることもありません。
いくらパチンコにのめり込んでも問題ないと思います。
ですが、パチンコ依存症になると間違いなくお金に困っていくことになります。
- 給料を1週間で使い切る
- 電気、ガスが止められる(水道はなかなか止まりません)
- 親にお金を借りる
- 消費者金融に借りる
- 借金を返すために借金をする
パチンコ依存症になると「自制」ができません。
家賃や水道光熱費など、絶対に必要なお金だって使ってしまいます。
私の唯一救いだったのが、犯罪までは犯さなかったってことですね。
そうなっていたら…本当に人生がどうなっていたのかわかりません。
毎月3万円負けた場合、人生で2000万を超える
20歳から80歳までパチンコをして、月平均で3万円負けた場合、
1年間…3万×12か月=36万円
60年…36万×60年=2160万円
合計の負け額は2160万円になります。
よく「今までパチンコで負けたお金で家が建つ」なんて冗談っぽくいっているオジサンがいますが、あれが笑えない事実です。
本当に家が買えます。
どのくらい負けてるのか?
どんなにやめようと思ってもパチンコ依存症は克服できませんでしたので、パチンコで負けないようになる道を選びました。
まぁその後パチプロになってしまい、20代の大切な時間を5年間も失ってしまいましたが(笑)
勝てるようになった経緯や勝っていることを証明すると、とんでもなく長くなります。
なので勝ち方とかが気になる人は下記のキーワードでググってみてください。
パチンコ(私は平打ち専門、ファフナーとかネタ機は触っていません)
期待値、仕事量、トータル確率、止め打ち、ボーダー、回転率、出玉、ステージ癖、保留3止め、時間効率、換金率、換金ギャップ、持ち玉比率、釘読み、逆三角の法則、確率の収束など
パチスロ
設定判別、カチカチ君、1%約4500円、天井狙い、ゾーン狙い、ガックンなど
パチンコで勝っている人ならこのキーワードだけで私のことは十分証明できると思います。
では続いて、実際にパチンコを打ったらどのくらい負けるのかについて書いていきます。
負ける金額は1時間当たり−3000円と思っておこう
パチンコで負ける金額は1時間当たり-3000円だと思っておきましょう。
- 釘調整
- 台のスペック
- 換金率
- 持ち球比率
こういった要素で多少変わってきますが、-3000円で計算してOKです。
もちろん勝つ日もあれば、大負けする日もありますので、あくまで平均的な負け額です。
なので、一回当たり2時間、月に4回打つ人の場合、
3000円×4時間×4回=24000円
大体月に24000円、1年間で28万円くらい負けます。
スロットの場合も1時間当たり-3000円で計算してOKです。
1パチ5スロなら−800円程度で計算
1パチや5スロは単純に負け額は4分の1になります。
ただ、換金率や釘調整が悪い店が多いので1時間当たり-800円で計算しましょう。
こちらも、一回当たり2時間、月に4回打つ人の場合、
800円×2時間×4回=6400円
大体月に6400円、1年間で7万6千円くらい負けます。
なんで一時間でいくら負けるとかわかるのか?
- パチンコ…台のスペックと釘調整による回転率と出玉、換金率から計算
- スロット…設定の機械割、換金率から計算
パチンコ屋はこういった計算して釘調整や設定を変更して利益を出しています。
パチプロってその逆のことをして勝っているだけだからです。
なので釘調整などを見ればどのくらい負けるのかは割と簡単にわかります。
勝っている人、負けている人の簡単な判別法
パチンコ依存症の人は負けていないと嘘をつきます。
なので、本当に勝っているのかどうかを簡単に判断する方法を伝授します。
期待値、仕事量、トータル確率、止め打ち、ボーダー、回転率、出玉、ステージ癖、保留3止め、時間効率、換金率、換金ギャップ、持ち玉比率、釘読み、逆三角の法則、確率の収束など
設定判別、カチカチ君、1%約4500円、天井狙い、ゾーン狙い、ガックン、456確演出など
パチンコの話しをしていて、こういったキーワードが出てくる場合はその人は勝っている可能性は十分あります。
もしも負けていたとしても、時間当たり-3000円よりはずっと低い負け金額のはずです。
逆に、
- そろそろこの台は当たる(パチンコ限定)
- 大当たりの波がある
- あの店は遠隔している
- 自分が辞めた後すぐに当てられてムカつく
- 常連ばかりいつも出してる
- こんなにハマるのはおかしい
- 目押しができない
こういうことを言っている人は、1時間につき-3000円で負けています。
「いやそんなことはない」「俺はそんなことはない」という人がいるかもしれませんが事実です。
収支表を付ければすぐにわかることです。
遠隔なんて妄想です(期待値計算ができるようになればわかると思います)
パチンコにハマっている彼氏は、どの程度の依存度か?
彼氏がどの程度パチンコに依存しているかチェックしていきましょう。
- 借金はないか?肩代わりした経験は?
- 生活費をつぎ込んでいないか
- 1パチや5スロで我慢できるか?
- 決めた金額で辞めれるか?
上から順にパチンコ依存度が高いです。
借金はないか?肩代わりした経験は?
パチンコで借金をしていたら、依存度はかなり高めです。
なかなか重度なパチンコ依存症なので、簡単に抜け出すことはできません。
もしも既に借金の肩代わりをしている場合は…再度借金を繰り返していないかのチェックは必須です。(肩代わりした場合、借金を繰り返す人はめちゃくちゃいます)
治る可能性はゼロではありませんが、結婚することはおススメできません。
自分の将来を考えるなら、別れて別の男性を探したほうがいいです。
生活費をつぎ込んでいないか
- 電気、ガスが止められた
- 今月パチンコで負けて厳しいからお金を貸してほしい
- 税金を滞納している
借金はしていないが、生活に必要なお金までつぎ込んでいる場合も結構ヤバいです。
依存度は高めですが、「サラ金でお金を借りてでもパチンコを打つ」状態になっていないので、まだ救いようはあります。
今はサラ金に借金をしていなくても「急に結構なお金が必要になった場合」借金してしまう可能性がありますので注意が必要です。
私の初めての借金がそうでした…最初は引っ越し代の5万円だけと思っていたら、1年後には190万円になっていましたからね。
結婚しても夫のパチンコ依存症で悩まされる可能性が高いので、結婚はあまりおススメできません。
1パチや5スロで我慢できるか?
休みの日にパチンコやスロットに行きたい気持ちは我慢できない。
でも1パチや5スロでなんとか我慢できるのであれば、それなりに自制はできています。
このレベルで自制できれいれば、結婚しても生活に支障を及ぼす可能性は低めです。
ただし、1パチとはいえ1日(12時間)行けば数千円は負けますので、ちょっとお金のかかる趣味くらいにはお金が減ります。
0.3パチや1スロで我慢できるようになれば、お小遣いの範囲で遊ぶことも可能です。
決めた金額や時間で辞めれるか?
- パチンコは給料日の後に月に1回だけ行く
- 友達に誘われた時しか行かない
- 5000円と決めたらそれ以上は使わない
このレベルであれば、まったく問題ありません。
結婚してお金を管理すればパチンコ自体引退できると思います。
コンスタントに勝っている場合は?
勝っている人の場合はお金の問題ではなく、時間の問題がネックになってきます。
- ここで辞めたら期待値が下がるので帰れない
- 高設定をつかんだから閉店まで打つ
- 持ち玉比率を上げるために、パチンコは終日打つ
- 熱いイベント日は絶対に打ちにいく
勝っている人はパチンコやスロットを優先に時間を調整して生活をしていることが多いです。
そういったのに我慢できるのであれば結婚はOkだと思います。
結婚したらパチンコを辞めるって言葉は信じすぎないように
結婚を機にパチンコを辞める人もいますが、そのほとんどは元々依存度の低い人です。
重度のパチンコ依存症の場合、そんなに簡単にやめることはできません。
私が以前勤めていた会社の先輩もその一人です(10年以上前の話しですが)
結婚後もパチンコを辞められずサラ金からの借金が300万円以上になったと言っていました(お酒でもそこそこお金を使っていましたね)
その人は当時30代後半で年収は400万円台、妻子持ち(子供2人)でした。
住宅ローンに組み込んでバレないように返すみたいな意味のわからないことを言っていましたね…
仕事を辞めて連絡を取ることはなくなったのですが、噂で離婚した、債務整理したみたいな話を聞きました。
パチンコへの依存度が高いと…こんなもんですよ。
私も一歩間違えたら…今この場にいなかったかもしれません。
パチンコが辞められない彼氏とは結婚しないほうがいいけど、最終判断は自分でするしかない
パチンコ依存症と結構長い間付き合ってきたので、どれほどそれを乗り越えるのが大変なのか私は誰よりも知っています。
だからこそ、パチンコが辞められない彼氏との結婚はおススメはしていません。
パチンコに狂わされる可能性の低い、普通の人生を歩んだほうがいいと思います。
ですが、好きな彼氏と別れるたくない気持ちもわかります。
パチンコ依存症が社会問題になりどんどん射幸性の高い台が規制もされていっていますので、昔ほど重度な依存症になる人も多くはないと思います。
彼氏を信じて思い切って結婚するのもありかもしれません。
それを決めるのはあなたです。
他の男性にも目を向けてみる
ちょっぴりズルいやり方かもしれませんが、少しだけ他の男性に目を向けてみてみるのもいいかもしれません。
それで素敵な男性がいればそちらに乗り換える、いなければ今の彼と結婚みたいな。
実は当時の私はそれをされました(笑)
当時の彼女はパチンコ依存に悩んでいた私ではなく、別の男性と結婚しました。
私が悪かったのでまったく恨みませんでしたし、今ではそんな決断をしてくれて良かったなって心の底から思っています。